マゼランペンギン【特徴・生態】

      2015/02/14

マゼランペンギンの特徴

マゼランペンギンの最大の特徴は、胸にある「2本」の黒いライン模様。
マゼランペンギンのみ2本で、他のフンボルトペンギン属は1本。
白い腹には、黒い斑点がまばらに見られます。

名は、太平洋と大西洋を結ぶ海峡を発見した冒険家「マゼラン」に由来します。
マゼラン「最初の世界一周航海 (岩波文庫)」はペンギンを記した世界初の出版物なのです。

マゼランペンギンの写真

マゼランペンギンの大人の写真

マゼランペンギンの大人の写真 By: David

マゼランペンギンの大人の写真

マゼランペンギンのヒナの写真 By: dfaulder

マゼランペンギンの生態

基本情報

【英名】Magellanic Penguin
【学名】Spheniscus magellanicus
・種小名マゲラニクス(magellanicus)はペンギンについて最初に報告した探検隊の隊長フェルディナンド・マゼランの栄誉を称えて命名された。
【分布】南アメリカ太平洋岸-大西洋岸
【体長】70cm
【潜水能力】遊泳速度:時速7km
【餌】小魚のほか、オキアミなどの甲殻類、イカ、タコ
【繁殖行動】9-10月に繁殖地に戻り、10月に卵を2つ産む。
【最初の繁殖時期】5~7歳
【寿命】12〜25年 (野生)
【天敵】ミナミオオセグロカモメ、マゼランカモメ、オオトウゾクカモメ、オタリア、オオフルマカモメ

生息地

繁殖地は、アルゼンチンのパタゴニア沿岸から南アメリカ大陸の先端部、南部チリ沿岸へと続く。
同属の他の3種に比べて、寒冷な気候にも適応している。
フォークランド諸島では、イワトビペンギンジェンツーペンギンと混じって繁殖している。
繁殖地の分布は、餌の豊富さによって北に広がることもある。

外観

羽毛の色

フンボルトペンギン属のペンギンの中でただ一種、2本の黒い帯が胸にある。同種のペンギンと見分ける特徴である。
白い腹にはまばらに黒い斑点がある。これはフンボルトペンギン属共通に見られる特徴。個体の識別に活用されている。

クチバシの長さ

5.3cm オス| 4.8cm メス

フリッパーの長さ

19.5cm オス| 18.6cm メス

体重

4.0〜4.9kg
4.6kg オス| 4.0kg メス

ヒナ(赤ちゃん)

ヒナは、頭部から背中にかけて茶色、腹部が白色。換羽後のヒナは、成鳥と模様が似ているが、羽毛の色変が異なる。

習性と行動

採餌

群れで餌を取る。数百kmの沖合で採餌することも。

巣作り

巣は巣穴の形状をとる。たとえば砂地や砂利の浜に掘った穴・茂みの下のくぼみ・岩間の隙間など。
トンネルを掘り、その穴の中で、直射日光や強風、捕食者から身を守る。

性格

マゼランペンギンは攻撃的。噛み付いて手傷を負わせる。
陸上では用心深いが、人間を恐れない。

換羽

繁殖個体は繁殖地で換羽する。海岸の波打ち際にそって帯状に密集するところがある。
メスがオスよりも早く換羽する。

繁殖

・(繁殖期)9月初旬から10月に始まる。南にいくほど遅くなる。
巣はコロニーを形成するか単独。
・(抱卵期)抱卵期間は約40日間。
オスとメスが交代で抱卵する。
・(育雛期)
ヒナは巣立ちまで巣穴にとどまる。クレイシは形成しない。
ヒナは、孵化後29日間、親鳥に抱かれて守られる。
両親が第一ヒナと第二ヒナを区別しているため、第二ヒナの死亡率が高い。
・(巣立ち)1月下旬〜3月初旬。
生後9〜17週で巣立ちする。

生息状況

・準危急種 (2012年 レッドリスト)
油汚染が原因で減少。
・推定個体数:1,200,000羽 繁殖つがい (1998年)

マゼランペンギンの関連動画

マゼランペンギンに出会える水族館

すみだ水族館(東京都)
長崎ペンギン水族館(長崎県)
横浜・八景島シーパラダイス(神奈川県)
サンピアザ水族館(北海道)
志摩マリンランド(三重県)
マリンピア 松島水族館(宮城県)
鴨川シーワールド(千葉県)
上越市立 水族博物館
南知多ビーチランド(愛知県)
鶴岡市立 加茂水族館(山形県)
しながわ水族館(東京都)
寺泊水族博物館(新潟県)
のとじま水族館(福井県)

マゼランペンギンに似ているペンギンたち

 - ペンギン種類

        

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