メルボルン観光 丨 フィリップ島のペンギンパレード

      2019/01/22

メルボルン観光におすすめ!コガタペンギンの観察ツアー

ペンギン好きには夢がある。それは、いつの日か海岸で、これまで水族館や動物園でしか目にすることのなかった野生のペンギンに会うという夢である。
それは私の夢でもある。ペンギンたちが波打ち際に立ち上がり、それが1匹、10匹、100匹と増えていく様を、近くでそっと見守りたいという夢である。
全てのペンギン愛好家に捧ぐ「夢の叶え方」について、詳しくご紹介しよう。

オーストラリアに生息する野生のコガタペンギン

野生のペンギンは、南半球に幅広く分布する。その中で、最も日本から行きやすい観光名所を挙げるならば、やはりオーストラリアということになるだろう。

オーストラリアの南部からニュージーランドにかけて生息するペンギンは、コガタペンギンという種類に分類される。その名の通り、全長30~40㎝ほどの大きさで、ペンギンの中で最も小型の種だ。
オーストラリアでコガタペンギンに出会える場所は、パースからポート・スティーブンスというオーストラリア南海岸に点在する。中でも、約3万羽が生息するメルボルン郊外のフィリップ島では、コガタペンギンを観察するために専用の観察デッキが設けられ、観光客に人気のスポットとなっている。
コガタペンギンを観察するツアーは1年中開催されているが、1番おすすめの時期は10月~1月頃だという。

フィリップ島の“ペンギンパレード”

コガタペンギンを観察するには、夕刻まで待たなければならない。海に日が沈み、夕闇があたりを包む頃に彼らは大群で海から上がってくる。コガタペンギンは夜行性なのだ。
その様子を間近で見た人の声をご紹介しよう。

海には次から次へと群れが現れ、打ち寄せた波がぬるぬるした岩場に叩きつける瞬間、何十羽ものペンギンたちが転がるように上陸を果たす。(中略)
彼らが震えながら羽づくろいして体を乾かしている間にも、さらにペンギンたちが海から戻ってきて、全体の数が増えていく。すると群れ全体がざわつき始め、最初に到着したペンギンが列を離れてひとかたまりになったかと思うと、急勾配の坂を駆け上がり始めた。体の小さなコガタペンギンは他のペンギンと違って神経質でおとなしく、沿岸の植物を踏み固めた曲がり道をそそくさと移動する。

出展:新しい、美しいペンギン図鑑/テュイ・ド・ロイ、マーク・ジョーンズ、ジュリー・コーンスウェイト 監修・解説:上田一生

正直言うと行く前はあまり期待してませんでした。ペンギンは動物園でもよく見るし、旭山動物園のペンギンパレードも見たことあるし、小さなペンギンがたくさん海から上がってくるのを見て何が楽しいのかな?というかんじで。でも、海から上がって巣にもどってくるのは、感動的でした。
襲おうと思っているのかたくさんのカモメが待ちかまえている海岸で、暗くなるのをまって、ペンギンの群団が波間に見え隠れしながら、時折集団で上がりそうになりながら、また海に戻ることを繰り返して暗くなってようやく意を決して、と言う感じで上陸してきます。その姿は感動的です。そして、上陸すると遊歩道の横を上がって行って巣に戻る姿もすぐそばで見ることが出来ます。

出典:トリップアドバイザー 口コミ

ペンギンたちが海から上がり、巣穴へと戻っていく様子を“ペンギンパレード”と呼ぶ。暗闇の中、ひとかたまりになって行進するペンギン・・・・想像するたびに渡豪の夢は膨らんで、今にも弾けんばかりである。

フィリップ島のコガタペンギン観察デッキ

コガタペンギンの観察スポットは、フィリップ島西端のサマーランドと呼ばれるエリアにある。砂浜に面した観察デッキへの入場料は、2000円〜7000円ほど。目的別にいくつかの種類が用意され、値段はデッキごとに異なる。
一番広いのは砂浜に面したデッキで、他に巣穴に近い観察デッキや、ペンギンと同じ目線の高さで観察できる半地下の観察舎、海の上に浮かぶペンギンを観察するためのデッキなどがある。また、10名限定で砂浜に降りて間近で観察できるコースもあるそうだ。ただしペンギンたちの保護のため、一切の写真撮影が禁止されているのでご注意願いたい。

ペンギンパレード ツアー/チケット

ペンギンパレードの観察デッキに入るためには、事前の申し込みが必要となる。HISやJTBなどの主要ツアー会社が、メルボルンから日帰りツアーを催行している。ツアーに申し込む際は、プランに含まれる展望デッキの種類まで確認しておくと良さそうだ。
個人で申し込む場合は、Phillip Island Nature Parksの公式サイトから、チケット購入ページにアクセスできる。

フィリップ島の地図・アクセス方法

http://www.penguins.org.au/assets/Visit-Us/pdf-visit-us/PINP-Map-website-A4dld.pdf

www.penguins.org.au/assets/Visit-Us/pdf-visit-us/PINP-Map-website-A4dld.pdf via kwout

日本からメルボルンへの直行便で、約10時間ほどかかる。メルボルン市内からフィリップ島へレンタカーで2時間、他にVラインバスという交通手段があるようだ。

参照:トラベルコちゃんのHP

参照媒体:「BIRDER 無敵のペンギンガイド」

 - ペンギンツアー

        

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