新江ノ島水族館|ペンギンの個性を徹底解説【おすすめのショー】

      2016/11/01

えのすいトリーターと生き物の共演

関東有数の観光スポット「江ノ島」から歩くこと数分、相模湾に面した海岸沿いに、若者に人気の水族館がある。「えのすい」の愛称で親しまれる「新江ノ島水族館」は、ロケーションの素晴らしさと、個性豊かで美しい展示が話題を呼び、テレビドラマや映画などに度々登場する有名な水族館だ。

えのすいの飼育スタッフは、自らを「トリーター」と呼ぶ。えのすいトリータ(ENOSUI TREATER)とは、生物を飼育(treat)し、お客様をおもてなし(treat)するの意味を持つ。そんな「えのすいトリーター」たちが企画する特別なショーについてご紹介しよう。

ペンギン愛に溢れたショー:「ペングィーン!」

新江ノ島水族館で空に向かって鳴くフンボルトペンギン

新江ノ島水族館で空に向かって鳴くフンボルトペンギン大活躍の”えのすいトリーター”

水族館の中で、生き物と関わる機会が最も多いのは、担当の飼育スタッフである。健康状態のチェックや、食事の管理、繁殖に向けた研究、衛生管理などその業務は幅広く、彼らは他の誰よりも生き物の個性を熟知している。

ペンギンの新しいショー「ペングィーン!」では、えのすいトリーターたちのトークに注目して欲しい。ペンギン1羽1羽をライブカメラに写し、その特徴を丁寧に説明してくれるのだ。
ペンギンたちは、トリーターのお姉さんに非常に懐いているようで、後を追っかけまわしたり餌をおねだりしたりする。下の写真は、ゴム紐をクチバシにくわえて遊ぶペンギンたちの様子。ゆらゆらと揺れる紐を器用にくちばしで加え、非常に強い力で引っ張る。ペンギンたちのクチバシが、如何に頑丈で強いかが良くわかるワンシーンだ。

えのすいトリーターと遊ぶフンボルトペンギン

えのすいトリーターと遊ぶフンボルトペンギン

お気に入りのゴム紐を縄張りまで運ぼうとするフンボルトペンギン。

お気に入りのゴム紐を縄張りまで運ぼうとするフンボルトペンギン。

ペンギンたちへの餌やりでは、個々のペンギンの個性が浮き彫りになる。トリーターは、餌を透明なカプセルに入れてプールに投げ込む。カプセルの上には紐がついていて、ペンギンがその紐を引っ張ると、カプセルが開いて中の餌が食べられる仕掛けだ。
えのすいトリーターのお姉さん曰く、すべてのペンギンがカプセルの開け方を知っているわけではないのだそう。しかし、開け方を知らなくても魚を食べる方法はある。誰かがカプセルを開けた瞬間に割り込み、餌だけさらうのだ。ペンギンたちの餌を巡る攻防は、最後のカプセルが開くまで続いていた。

餌の入ったカプセルを開けようとするフンボルトペンギン

餌の入ったカプセルを開けようとするフンボルトペンギン

人とイルカの絆を感じるショー

「きずな」と銘打たれたイルカのショーは、文字通りトリーターと生物の絆に焦点を当てた企画だ。ショーの中でトリーターは、自分とペアのイルカが毎日どのように練習をしているか紹介する。ショーには、世界でも珍しい飼育下4世のイルカも登場する。
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デートで見に行きたい!新江ノ島水族館の胸キュンスポット

ラブラブなアザラシ夫婦

美味しいご飯を一緒に食べることは、夫婦円満の秘訣かもしれない。ペンギン水槽の隣で、アザラシの夫婦が仲良く並んでご飯を食べている。食後に2匹は、情熱的な口づけを交わしながら泳いでいた。

えのすいトリーターに餌をもらうアザラシ

えのすいトリーターに餌をもらうアザラシ

泳ぎながらチュー♡をするアザラシカップル

泳ぎながらチュー♡をするアザラシカップル

闇に舞うクラゲのプロジェクションマッピング

By: merec0

相手との距離を縮めたい時は、物理的にも接近するのが望ましい。その1歩を踏み出すのにお勧めなのが、「クラゲファンタジーホール」。円形のホール内の壁には沢山のクラゲたちが揺れ動く。
プロジェクションマッピングが始まると、場内はよりムーディーな雰囲気になる。暗さと人ごみに紛れ、肩と肩が触れ合う距離まで近づいて・・・その後はどうぞご自由に。

新江ノ島水族館の基本情報

●ホームページ
http://www.enosui.com/

●ペンギンの種類
フンボルトペンギン

●営業時間
基本:09:00-17:00
※季節、土日祝日、イベント開催によって異なります。

●料金
チケットの種類や、入場する時間によって料金が異なります。

大人:2,100円
高校生:1,500円
小人(小・中学生):1,000円
幼児:600円
※年間パス大人:4,000円

●アクセス
〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1

 - ペンギン水族館

        

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