国内最大級の室内ペンギンプール

天高くそびえるスカイツリーの真下に、約50羽のマゼランペンギンたちが暮らしている。「すみだ水族館」は、ペンギン専用の巨大プールを室内に完備し、プールの頭上は全て吹き抜けになっている。来館者はペンギンが泳ぐ姿を上から眺めたり、近づいてじっくり観察したり、色々な楽しみ方ができる。まさにペンギン好きにとっては、天国のような場所なのだ。
ペンギンたちにとっても、すみだ水族館は快適な住処として機能しているようだ。照明にはLEDを使用し、1日の時間の変化を演出している。昼は自然光に近い照明の下で元気に動き回る姿を、夜は薄暗い照明の下で寝ている姿を、それぞれ楽しむことができるのだ。
狙い目は5月〜6月:マゼランペンギンの赤ちゃん誕生
すみだ水族館では、毎年のようにマゼランペンギンのヒナが誕生している。2013年には「まつり」と「はなび」、2014年には「はっぴ」、2015年には「たいこ」、2016年には「ふうりん」がそれぞれ誕生している。ヒナの名前は公募で決められるので、採用されればペンギンの名付け親になることも夢ではない。館内に投票用紙とボックスがあるので、是非応募してみよう。
下のインスタグラムは、2015年5月13日に誕生した「たいこ」の写真。マゼランペンギンのヒナは成長が早く、生まれてから2ヶ月ほどで泳ぎの練習をはじめ、4ヶ月ほどでプールデビューを果たす。それまでは、飼育員が献身的に世話を続けるようだ。
とっても元気なペンギンベイビー★ 小さな羽を一生懸命パタパタ。 #すみだペンギン赤ちゃん #ペンギン #すみだ水族館 #penguin pic.twitter.com/8rD3Q2HP6w
— ペンギンブック-PenguinBook- (@PenguinBook_Lue) 2015, 6月 14
ペンギンプールを彩るプロジェクションマッピング
すみだ水族館では、室内の環境と巨大なプールを活かした「プロジェクションマッピング」を定期的に開催している。春には桜、夏には打ち上げ花火といったように、優しい音楽にあわせた四季折々の光がプールを照らすのだ。ショーが開催されるのは1回につき10分程度なので、予め開演時間を確認しておくとスムーズだろう。
見た目に美しいプロジェクションマッピングではあるが、住処を照らされる当のペンギンたちの反応はどうだろう。光によって好奇心を刺激されたペンギンたちは、時々光を追いかけるような仕草を見せる。このプロジェクションマッピングは、ペンギンたちの生態や能力を明らかにする「行動展示」という考え方をベースに設計されているのだ。


ペンギンカフェでほっと一息
ペンギンプールに併設された「ペンギンカフェ」は、見た目に可愛いフードやドリンクが充実している。ペンギンや魚の水槽を眺めながらくつろげる特別な場所だ。筆者のお気に入りは、氷でできたペンギンが浮かぶ「ペンギンソーダー」。年間パスを持っている人には、割引特典があるので嬉しい。


すみだ水族館(東京)の基本情報
●ホームページ
http://www.sumida-aquarium.com/
●ペンギンの種類
マゼランペンギン
●営業時間
9:00〜21:00
●料金
大人:2,500円
高校生:1,500円
中学生:1,000円
幼児:600円
※年間パス大人:4,100円
●一押しイベント
ペンギンのおさんぽタイム(大型連休などに開催)
●場所
〒131-0045 東京都墨田区押上一丁目1番2号
●すみだ水族館の公式Twitterアカウント
@Sumida_Aquariumさんのツイート
●すみだ水族館の公式YouTubeチャネル